世界各地でイラク攻撃反対のデモ

−ベトナム反戦運動を上回る規模−

(インターナショナル132 2003年1・2月合併号掲載)


 2月15日、日本やアジア諸国からスタートしたイラク戦争反対の波が、ロンドンやパリの欧州諸都市をへてアメリカ西海岸、ニューヨーク国連本部前へとつながった。
 50万人以上が行進に参加したロンドンでは、「60ケ国で1000万人以上が一連の反戦運動に参加した」と報じられ、60年代後半のベトナム反戦運動を上回る規模の国際反戦運動になる見込みだという。
 今年1月18日にも同様の国際的な反戦運動が行われたが、戦争開始以前にこれだけの反戦運動が盛り上がりを見せるのは、おそらく史上はじめてのことだろう。

 この国際的な反戦運動の高揚には、反WTOの大衆的抗議運動と同様に、インターネットを通じた連帯と協働の呼びかけ、それに呼応して自発的に運動に参加する若い世代の台頭という特徴がある。それは、労働者民衆の新たな攻勢の予感をはらんでいる。


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