理論機関誌「労働者の旗」(不定期刊)
発刊にあたって 「現在のような反動の時代は労働者階級とその前衛を分解し弱めるばかりでなく、また、運動の一般的なイデ オロギー的水準を低下させ、そして、政治的思想をそれがずっと以前に通過した段階に投げ返す。このような 情勢下においては、前衛の仕事は、なかんずく、自己を逆流に身をまかせるのではなく、流れに抗して泳がね ばならない。もしも不利な力関係により前衛がそれまでに獲得した位置を維持するのが困難になるとするなら ば、前衛は少なくとも、そのイデオロギー的な立場を保持しなければならない。というのもそのなかにこそ、 貴重な過去の経験が表明せられているからである。馬鹿者どもはこの方針を〃セクト的〃と考えるであろう。 実際には、それは、来るべき歴史的な上げ潮とともに前進の新しい巨大なうねりを準備する唯一の手段である」 (トロツキー) もちろん現在は、トロッキーがこう書いた1937年当時の反動の時代とは情況は大きく異なっている。し かしそれにもかかわらず、今日、人類が直面している歴史的危機は、1930年代をもはるかに上回っている といっても過言ではない。しかも、今日ほど全世界的に労働者階級とその前衛が深い混迷の中にあって、その 力が大きく弱められている時代もない。 このようななかで、このたびわれわれは痛苦の念をもって、日本革命的共産主義者同盟(第四インターナショ ナル日本支部)の政治的崩壊と死を確認せざるを得なかった。そのうえでわれわれは、まったく新たに、第四 インターナショナル日本支部の、一からの再建のための闘いに踏み出したのである。 われわれはこの最初のパンフレットをもって、ここにいたる経過とわれわれの立場・主張を、すべての同志
と闘う友人諸君に提示する。 今後もわれわれは、現代における唯一の革命的マルクス主義であるトロツキズムと第四インターナショナル
の旗の下に結集して闘いつづけようとしている。われわれは第四インターナショナルとともに、現実を理解
し、敗北の背後に原因を見いだし、勝利にむけて意識的に準備することを可能にする唯一の革命的理論として
のマルクス主義の上に全面的に立脚する。第四インターナショナルとともに、いかに権力を奪取すべきかを
プロレタリアートにはじめて示したポルシュヴィキ・レーニン王義の伝統を継承する。
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